人間とは全く違う!動物たちの見ている世界

私たちの見ている世界。
全く同じものを見ているけれど、動物たちに見えている世界は全く違っています。犬や猫、そして他の動物たちには世界はどのように映っているのでしょうか?


1. 犬の見ている世界

人は赤・緑・青の三色の光を感受できるのに対し、犬は紫青と黄緑程度
しか感受できません。
また、犬の視力は人で言う 0.2~0.3 程度しかないため、2 ~ 3メートル以内の物しかハッキリと見ることができないのだそうです。

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出典:http://matome.naver.jp/odai/2141061089626324401/2141143646748289103
その反面、タペタム(輝膜)という反射板を持っているため、弱い光を2倍にして反射させ、夜間でもわずかな光で良く見えています。
愛犬の写真を撮ったとき、眼が光ってしまった経験はありませんか?
それはこのタペタムが光って映っているんです!


2.猫の見ている世界

人間の視野は180度ほどですが、猫の視野は広く200度程あります。
しかし、視力は人間よりも低いため、猫がよく見えるのは6mの範囲と言われています。

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出典:http://matome.naver.jp/odai/2141061089626324401/2141143646748289103
猫も薄明かりや夜の視力は良く、人間の6倍から8倍も良く見ることが出来るようです。


3.魚の見ている世界

こちらの画像は“魚眼レンズ”で撮影したものですが、本当に魚にこのように見えているかはわかっていないようです。
魚は人間よりも広い視野を持っていますが、視力は低くかなり近眼だと考えられています。

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出典:http://matome.naver.jp/odai/2141061089626324401/2141143646748289103
金魚・めだか・鯉は識別に優れ、鯉は人と同じ錐体(色を感じる機能)を持っていますが、一方でマグロはほとんど色覚を持っていないなど、種類によっても大きな差があるようです。


4.ヘビの見ている世界

一般的にはヘビには色を見分けることは出来ないと言われています。

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出典:http://karapaia.livedoor.biz/archives/51350804.html
ピット器官という器官を備えている種類のヘビは、赤外線スコープのように熱を感知することが出来るんだそうですよ!


5.馬の見ている世界

馬の視界はとても広く、パノラマではっきり見えているそうです。
ほとんどの草食動物は目と目が離れてついているので、外敵が周囲に居ないか常に警戒しています。

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出典:http://karapaia.livedoor.biz/archives/51350804.html
しかし、中央の部分は死角になってしまって見えなくなっているそうです。歩くときに何度も下を見るのはそのせいなんだとか。



いかがでしたか?
犬や猫はあまり視力が良くないんですね。
嗅覚や聴覚が優れているので、あまり視力には頼らなくても平気…だと考えられているそうですよ!
同じ物を見ていても、全く違う世界が広がっているなんて不思議ですね!

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