老化のサインを見逃さないで!

人の一生と比べて犬の一生は約4分の1ほど。
やんちゃな子犬が、あっという間に成犬になり、そしてシニア期へ。


飼い主がわんちゃんの老化のサインに早めに気が付いて対処することで老化の進行を遅らせたり、病気を発見したりすることができます。

愛犬の老化や体の異常が始まった場合、気が付いてあげられるサインにはいったいどのようなものがあるのでしょうか?


1. 体に現れる老化のサイン
□ 瞳が白く濁ってきた☑目ヤニの量が多くなった
□ 眼球が細かく振動しているように見える
□ 口臭が強くなってきた
□ 鼻が乾いていることが多くなってきた
□ 被毛が白くなってきた
□ 毛量が減って地肌が見えるようになってきた
□ 毛艶が無くなってきた
□ 皮膚にデキモノ(イボなど)ができた
□ 皮膚にシミや黒斑が増えてきた
□ いつも首が傾いている
□ 最近ウンチが細くなったり、便秘気味になった

画像1出典:http://pro.foto.ne.jp/

目、耳、口、鼻そして全身の皮膚被毛のチェックは日頃から習慣化しておきましょう。


2. 行動に現れる老化のサイン
□ 寝ている時間が長くなった
□ スムーズに立ち上がれなかったり、歩くときに足を引きずるようになった
□ 食べるスピードがゆっくりなってきた
□ 食べたそうなのに、食事を中断してしまうようことがある
□ 食欲や水を飲む量が減ってきた、もしくは増えてきた
□ 排泄の時間が長くなったり、回数が増えてきた、もしくは減ってきた
□ 粗相をするようになった
□ 散歩を嫌がったり、段差の上り下りに戸惑うようになった
□ 物にぶつかることが多くなった
□ 名前を呼ばれても気が付かなくなった
□ 普段の息遣いが荒くなってきた
□ タンが絡んだような咳をするようになってきた
□ 意味もなく歩き回るようになってきた
□ 寒くなくても震えるようになってきた
□ 夜中に遠吠えや徘徊をするようになった
画像2出典:http://pro.foto.ne.jp/
 

行動の変化は老化以外に重要な病気が隠されていることも多いです。

サインに気が付いたら早めに病院に相談しましょう。


3. 心に現れる老化のサイン
□ 食べ物の嗜好や行動が頑固になってきた
□ 穏やかだったのに、怒ったり噛みついたりするようになってきた
□ ボーっとしている時間が増えてきた
□ 表情が乏しくなってきた
□ 感情の起伏が激しくなった、あるいは感情を出さなくなった
□ 寒さに弱くなり、動きたがらなくなってきた
画像3出典:http://inulog.net/qa/
特に顔の表情が乏しくなったり、寒さなど環境のストレスに弱くなった場合は、老化以外にホルモンの異常(甲状腺機能低下症)も考えられますので注意しましょう。


いかがでしたか?

サインが当てはまる場合、痴呆などの老化現象のほかに様々な病気(白内障や関節炎、内臓の機能障害など)の可能性も考えられます。

わんちゃんに苦しみや痛みの少ない、穏やかな老後を送らせてあげられるよう、時々チェックしてあげてください。

定期的に獣医の診察を受け、その時に、日頃気になっていることをメモして持っていくと役立ちます。
そしてワンちゃんの穏やかな老後のために、飼い主さんが犬の老後について勉強することも大切です。

Tweet about this on TwitterShare on FacebookShare on Google+Share on Tumblr